【労務】労働時間の適正な管理も企業防衛になります。勤務時間は本当に18時までですか?
2026年09月21日 08:26
退勤の打刻は18時。
ところが、社内チャットを確認すると、19時に上司から業務連絡。21時に社員が資料を送信。
22時30分に「修正しました」。23時に「明日の朝までに確認お願いします」。こんなやり取りが毎日のように残っている。
この場合、本当に会社の労働時間は17時までなのでしょうか。
勤怠表だけ見て、「17時で退勤しているから残業はありません」と判断するのは危険です。
社内チャットは「もう一つの勤怠記録」になることがあります
今は仕事の痕跡がタイムカードだけに残る時代ではありません。
メール・Chatwork・Slack・Teams・LINE WORKS・Google Driveの更新履歴・会社PCのログ・運転日誌・・・。
こうしたところにも、「何時まで仕事をしていたのか」を推測できる記録が残ります。
例えば、18時に退勤打刻した社員が20時に取引先への回答案を作り、21時に上司へ送信していた。
会社がその働き方を把握していたのであれば、「タイムカードでは18時だから」だけで話が終わるとは限りません。
ただし、23時にメッセージがある=全部残業、ではありません
ここは誤解してはいけません。
社内チャットに23時の投稿があったからといって、その社員が17時から23時まで6時間ずっと働いていたと直ちに
決まるわけではありません。重要なのは、その時間に会社の指揮命令下で業務をしていたのか。という点です。
例えば、上司から夜に仕事を頼まれている・返信を求められている・資料作成や修正をしている。
顧客対応をしている・翌朝までの仕事を夜間に処理している。
こうした実態があれば、単なる私的なチャットとは話が変わってきます。
逆に、社員が自主的に雑談していただけなら、当然それだけで労働時間になるわけではありません。
だからこそ、勤怠記録とチャットの実態を合わせて見る必要があります。
「残業は禁止している」は免罪符ではありません
よくあるのが、「会社は残業禁止と言っています」「18時以降は仕事をしないよう伝えています」
というケースです。それでも実際には、18時以降に上司が仕事を振る。営業時間外でもお客様からの連絡には
絶対応対するよう指導している。翌朝までの提出を求める。夜間のチャット返信を当然視する。
社員が終わらない仕事を持ち帰っているという状態なら、
ルールと現場が矛盾しています。会社が残業禁止と言っているかではなく、実際に残業しなくても仕事が終わる
業務量なのか。ここまで確認しなければなりません。
タイムカードとデジタル記録が食い違う会社は要注意です
社内チャットを確認すると、会社の別の問題まで見えてくることがあります。
例えば、
退勤打刻後に上司から業務指示が出ている
休日にも頻繁に業務連絡が飛んでいる
特定の社員だけ夜間返信が多い
管理職が深夜まで部下に指示している
残業申請のない日に資料作成記録が残っている
在宅勤務日に勤怠とPC利用時間が大きく違う
夜間連絡に返信しない社員が評価上不利になっている
こうした状況があるなら、「残業代を払えば終わり」という問題でもありません。
業務量・人員配置・管理職の働かせ方・残業申請制度・勤怠管理・評価制度。
場合によっては就業規則、会社全体の運用を確認する必要があります。
対応地域:全国対応
主な対応地域:尼崎市、西宮市、大阪市、伊丹市、兵庫県、大阪府
対応方法:チャットワーク、メール、オンライン面談、電話、訪問
秋山社会保険労務士事務所
秋山社会保険労務士事務所の給与計算セカンドオピニオン
https://akiyamasr55.com/kyuuyokeisan
秋山社会保険労務士事務所の労務健康診断
https://akiyamasr55.com/roumukansa
一番怖いのは、退職者から指摘されて初めて確認することです
在職中は何も言わなかった社員が、退職後に、「毎晩自宅で仕事をしていました」
「チャットを見てもらえば分かります」と言ってくることがあります。
その時になって会社が確認すると、23時のメッセージ・休日の業務連絡・退勤後の資料送信・上司からの指示。
こうした記録が何か月分も残っていた。
そこで初めて、「タイムカードだけ見ていたのでは足りなかった」と気づくわけです。
しかも一人に同じ運用をしていたのであれば、他の社員にも同様の問題がないか確認しなければなりません。
一人の退職者の話から、会社全体の勤怠管理の問題に広がる可能性があります。
社長、夜に社内チャットを見たことがありますか?
勤怠表は毎月確認している。給与計算も問題なく終わっている。36協定も提出している。
それでも安心とは限りません。
一度、「退勤後、会社では何が起きているのか」を見てみてください。
20時、21時、22時、23時。社内チャットが普通に動いているなら、それが雑談なのか。緊急連絡なのか。
恒常的な業務なのか。まず実態を確認する価値があります。
勤怠表だけでは見えない残業を、一度確認しませんか?
秋山社会保険労務士事務所では、タイムカードや勤怠システムだけではなく、賃金台帳、労使協定、就業規則、
残業申請、実際の社内運用などを横断して確認する労務健康診断・労務監査に対応しています。
例えば、「勤怠上は残業ゼロなのに夜間チャットが多い」「退勤後に上司が仕事を頼んでいる」
「持ち帰り仕事がありそうだが実態が分からない」「残業申請制度が機能しているか確認したい」
「未払い残業代を指摘される前に一度見てほしい」という会社様は、一度確認してみる価値があります。
会社の労働時間は、タイムカードの数字だけで決まるものではありません。
社内チャットが23時まで動いている会社。勤務時間は、本当に18時まででしょうか。
問題が起きてから過去のチャット履歴を探す前に、今のうちに一度、御社の勤怠管理を確認してみませんか。
対応地域:全国対応
主な対応地域:尼崎市、西宮市、大阪市、伊丹市、兵庫県、大阪府
対応方法:チャットワーク、メール、オンライン面談、電話、訪問
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