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【労務】最悪、労務倒産。退職者が出たらまた採ればいい。その発想、御社のサービス品質を下げていませんか?

2026年08月23日 18:33

「人が辞めたら、また採用すればいい」そう考えていないでしょうか。

確かに、退職者が1人出ても、新しい人を1人採用すれば人数だけは元に戻ります。

しかし、会社経営にとって本当に怖いのは、単純に「人が1人減ること」ではありません。

人が辞めるたびに会社の中から経験やノウハウが失われ、新人教育が繰り返され、現場の

サービス品質が少しずつ低下していくことです。

そして、サービス品質の低下は、最終的に顧客離れや売上の低下・低迷につながる可能性があります。

離職率の高さは、単なる人事・採用の問題ではありません。

売上や会社の競争力にも関わる経営課題です。

退職すると「1人分の労働力」だけが失われるわけではありません

長く勤務している従業員は、毎日の仕事を通じてさまざまな経験を蓄積しています。

顧客ごとの特徴。仕事を効率よく進めるコツ。トラブルが起きたときの対応方法。

社内で誰に相談すれば早く解決できるか。繁忙期にどの業務を優先すべきか。

こうした知識の中には、マニュアルには書かれていないものも少なくありません。

その従業員が退職すると、単に人数が1人減るだけでなく、会社の中に蓄積されていた経験やノウハウ

まで失われることがあります。

新しく1人採用しても、会社の戦力がすぐ元に戻るわけではありません

退職者が1人。新規採用者が1人。

数字だけを見ればプラスマイナスゼロです。

しかし、実際の現場はそんなに単純ではありません。

新人が前任者と同じレベルで仕事ができるようになるまでには、一定の時間が必要です。

さらに、その教育をするのは多くの場合、既存の従業員です。

つまり、

退職者が出る

求人を出す

面接・採用を行う

既存社員が新人を教育する

既存社員の本来業務が圧迫される

現場全体の生産性が落ちる

という流れが発生します。

そして、新人がようやく仕事を覚えた頃にまた誰かが辞めれば、再び教育が始まります。

人の入れ替わりが激しい会社では、現場が常に新人教育に追われる状態になってしまいます。

人が入れ替わり続けると、サービス品質が落ちていきます

従業員の経験が浅い状態が続けば、当然ながら業務品質も安定しにくくなります。

引継ぎ不足によるミス。顧客への説明不足。対応方法のばらつき。確認漏れ。

納期の遅れ。問い合わせへの回答が遅い。担当者が何度も変わる。

以前できていた対応ができなくなる。

こうした小さな品質低下が積み重なると、顧客は徐々に不満を感じるようになります。

経営者から見れば、「人数は補充できている」かもしれません。

しかし顧客から見れば、「最近、対応が悪くなった」「前よりミスが増えた」

「担当者がまた変わった」「以前の方が良かった」という評価になる可能性があります。

サービス品質の低下は、やがて売上に表れます

ここが非常に重要です。

サービス品質が落ちても、翌月すぐに売上が半分になるとは限りません。

だから経営者が気づきにくいのです。しかし、顧客は静かに離れていきます。

契約更新をしない。次回の注文が来ない。来店頻度が下がる。追加発注がなくなる。

他社に乗り換える。知人を紹介してくれなくなる。口コミ評価が悪くなる。

こうしたことが少しずつ積み重なれば、「最近、新規客は来ているのに売上が伸びない」

「以前よりリピーターが減った」「営業しているのに売上が横ばい」という状態になってきます。

会社は営業不足だと考えて、さらに広告費や採用費を投入するかもしれません。

しかし、本当の原因が「人が定着せず、サービス品質が落ちていること」

であれば、入口だけ増やしても根本的な解決にはなりません。

離職率の高さは「見えない売上低下」を生むことがあります

離職による損失というと、求人広告費や人材紹介料ばかり注目されがちです。

しかし、本当に大きいのは見えにくい損失です。

退職者が持っていたノウハウ。新人教育に使われる既存社員の時間。教育期間中の生産性低下。

ミスやクレームへの対応時間。顧客離れ。リピート率の低下。紹介件数の減少。

そして売上の低迷。こう考えると、離職率の高さは単なる「採用コスト」の問題ではありません。

会社の売上を作る仕組みそのものを弱くしてしまう可能性があります。

社労士としてこれまで、この負のスパイラルで倒産に至るケースを度々見てきました。

残った従業員まで疲弊すると、さらに悪循環になります

退職者が出ると、その仕事は残った従業員に回ります。

人手が足りない。残業が増える。新人教育まで任される。ミスのフォローもする。

それでも会社からは、「人を採ったから大丈夫」と言われる。こうした状態が続けば、残った優秀な従業員まで、

「もうこの会社では続けられない」と考えるようになる可能性があります。

すると、

退職

人手不足

既存社員の負担増

サービス品質低下

売上低下

会社に余裕がなくなる

職場環境がさらに悪化

また退職

という悪循環に入ります。ここまで来ると、求人を出し続けるだけでは立て直せません。

「採用できる会社」より「人が育つ会社」を目指してください

もちろん、退職を完全になくすことはできません。

家庭事情、転居、独立、キャリアアップなど、会社側では防げない退職もあります。

問題なのは、毎年同じような理由で退職者が出ているのに、「また採ればいい」で済ませてしまうことです。

給与体系が分かりにくい。評価基準が不明確。残業が多い。

特定の従業員に仕事が集中している。上司によって指示が違う。

給与計算の間違いが多い。社会保険等の手続きが適切でない。

雇用契約書と実際の労働条件が違う。就業規則と現場運用が一致していない。

こうした問題が残ったままでは、新しい人を採用しても同じことが繰り返されます。

人が定着する会社には、ノウハウが蓄積されます

従業員が長く働けば、会社の中に経験が蓄積されていきます。

仕事が早くなる。判断が正確になる。顧客の好みが分かる。トラブルを未然に防げるようになる。

後輩を育成できるようになる。業務改善の提案もできるようになる。

その結果、サービス品質が安定し、顧客からの信頼も積み上がります。

そして、

顧客満足

リピート

紹介

売上の安定

会社に余裕が生まれる

さらに人材へ投資できる

という好循環を作ることができます。だからこそ、人材定着は福利厚生の話だけではありません。

売上を守り、会社の競争力を高めるための経営戦略です。

「辞めたら採用」ではなく、「なぜ辞めるのか」を確認してください

売上が伸び悩んでいる。顧客からのクレームが増えた。リピーターが減っている。

現場でミスが増えている。求人を出しても、いつも人が足りない。

こうした会社は、営業や採用だけを見るのではなく、「従業員が定着しないことがサービス品質に

影響していないか」という視点でも会社を見てみる必要があります。

人が辞めるたびに採用を繰り返す前に、

給与体系、労働時間、人員配置、雇用契約、就業規則、給与計算、社会保険手続きなど、会社の労務管理を

一度点検してみてはいかがでしょうか。


秋山社会保険労務士事務所では、会社の労務管理を総合的に確認する労務健康診断、給与計算のセカンド

オピニオン、就業規則・賃金規程の見直しなどを行っています。

「人を採用してもなかなか定着しない」「離職がサービス品質に影響している気がする」

「売上低迷の原因を人事・労務面からも確認したい」という会社様は、お気軽にご相談ください。

辞めたら、また採ればいい。

その考え方が、知らない間に御社のサービス品質を落とし、売上の低下・低迷を招いていないでしょうか。



対応地域:全国対応
主な対応地域:尼崎市、西宮市、大阪市、伊丹市、兵庫県、大阪府
対応方法:チャットワーク、メール、オンライン面談、電話、訪問


秋山社会保険労務士事務所

https://akiyamasr55.com