【労務】動力プレス、フォークリフト、高所作業車の特定自主検査を忘れていませんか?
2026年08月02日 09:54
尼崎市をはじめとする阪神工業地帯には、金属加工業、製造業、倉庫業など、さまざまな機械を
使用する事業所があります。
動力プレス、フォークリフト、高所作業車は、日々の業務に欠かせない一方、適切な点検や検査を怠ると、
挟まれ、接触、転倒、墜落などの重大な労働災害につながるおそれがあります。
これらの機械には、1年以内ごとに1回、有資格者または登録検査業者による「特定自主検査」が必要です。
動力プレスの検査はできていますか
鉄工所や金属加工工場で特に注意したいのが、動力プレスです。
動力プレスでは、クラッチ、ブレーキ、制御装置、非常停止装置、安全装置などに異常がないかを確認します。
「毎日動いているから大丈夫」
「古い機械だが、慣れた社員しか使わない」
このような理由で検査を省略することはできません。
また、安全装置が付いていても、邪魔になるという理由で無効化されていたり、故障したまま使われていたり
すれば意味がありません。
動力プレスを5台以上使用する事業場では、プレス機械作業主任者の選任が必要になる点にも注意が必要です。
フォークリフトや高所作業車も対象です
フォークリフトや高所作業車も、特定自主検査の対象です。
フォークリフトでは、ブレーキ、操縦装置、荷役装置、油圧装置、フォークなどを確認します。
高所作業車では、ブレーキ、操作装置、油圧装置、アウトリガー、作業床、非常停止装置などを確認します。
年1回の特定自主検査だけでなく、月例の定期自主検査や作業開始前点検も必要です。
さらに、運転者の資格確認も欠かせません。
「敷地内だけだから資格はいらない」
「少し動かすだけ」
という判断は危険です。検査記録は3年間保存します
特定自主検査や定期自主検査は、実施するだけでは足りません。
検査年月日、検査結果、検査実施者、不具合や補修内容などを記録し、原則として3年間保存する
必要があります。
事故や労働基準監督署の調査があった際に、
「検査はしていたと思います」「記録が見つかりません」では、適切に管理していたことを説明できません。
現場担当者の記憶に頼らず、機械ごとに検査期限や記録を管理することが大切です。
事故が起きる前に点検しませんか
機械が今日も動いていることと、安全管理に問題がないことは同じではありません。
会社では、次の点を確認してみてください。
対象機械を一覧化しているか
特定自主検査を期限内に実施しているか
検査記録を保存しているか
必要な資格や作業主任者を確認しているか
安全装置が正常に使用されているか
月例検査や始業前点検を実施しているか
一つでも不明な項目があれば、安全衛生管理を見直す必要があります。
事故や労働基準監督署の調査が起きてからではなく、問題がない今のうちに、安全衛生管理を点検してみませんか。
対応地域:全国対応
主な対応地域:尼崎市、西宮市、大阪市、伊丹市、兵庫県、大阪府
対応方法:チャットワーク、メール、オンライン面談、電話、訪問