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【障害年金】ヘルプマークを持っていると、障害年金はもらえるのでしょうか?

2026年08月07日 08:17

街中や電車などで、赤地に白い十字とハートが描かれた「ヘルプマーク」を見かけることがあります。

ヘルプマークを持っている方の中には、

「ヘルプマークを持っていれば、障害年金を受給できるのですか?」

「ヘルプマークを持っていないと、障害年金は申請できませんか?」

と疑問に思われる方もいるかもしれません。

結論からいうと、ヘルプマークと障害年金は別の制度です。

ヘルプマークを持っているからといって、必ず障害年金を受給できるわけではありません。

反対に、ヘルプマークを持っていなくても、障害年金を申請できる場合があります。

ヘルプマークとは

ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病のある方、妊娠初期の方など、

外見からは分かりにくくても、援助や配慮を必要としていることを周囲に知らせるためのマークです。

外見上は健康そうに見えても、

  • 長時間立っていることが難しい

  • 急に体調が悪くなることがある

  • 疲れやすい

  • 発作が起こることがある

  • 災害時や緊急時に支援が必要

  • 周囲からの配慮が必要

といった事情を抱えている方がいます。

ヘルプマークは、そのような外見から分かりにくい事情を周囲に知らせ、援助を受けやすくすることを

目的としたものです。

ヘルプマークを持っていれば障害年金をもらえる?

ヘルプマークを持っていること自体は、障害年金の支給要件ではありません。

そのため、

「ヘルプマークを持っているから障害年金を受給できる」

ということにはなりません。

障害年金を受給するためには、主に次のような要件を確認する必要があります。

  • その病気やけがで初めて医師の診療を受けた日

  • 初診日に加入していた年金制度

  • 国民年金保険料の納付状況

  • 障害認定日や請求時点での障害の状態

  • 障害年金の等級に該当する程度の障害があるか

障害基礎年金と障害厚生年金では、対象となる等級や加入要件なども異なります。

つまり、障害年金の支給は、ヘルプマークの有無ではなく、年金制度上の要件に基づいて判断されます。

ヘルプマークを持っていなくても申請できます

ヘルプマークを持っていないことも、障害年金を申請できない理由にはなりません。

障害年金の請求にあたって、ヘルプマークの所持は必要条件ではないからです。

例えば、うつ病、統合失調症、発達障害、知的障害、心疾患、腎疾患、がん、難病、肢体の

障害などにより、日常生活や仕事に大きな支障がある場合には、ヘルプマークを持っていなくても

障害年金の対象となる可能性があります。

ただし、病名があるだけで障害年金が決まるわけではありません。

実際の障害の状態や、日常生活への支障、初診日、保険料納付要件などを総合的に確認する必要があります。

障害者手帳とも別の制度です

ヘルプマークだけでなく、障害者手帳と障害年金もそれぞれ別の制度です。

そのため、

  • ヘルプマークを持っている

  • 障害者手帳を持っている

  • 障害者手帳の等級が重い

という事情だけで、障害年金の受給が決まるわけではありません。

また、障害者手帳を持っていなくても、障害年金を受給できる場合があります。

それぞれ目的や認定基準が異なるため、同じ病気であっても、手帳の等級と障害年金の等級が

一致するとは限りません。

障害年金では日常生活の状況が重要です

障害年金の審査では、病名だけでなく、その病気やけがによって日常生活や仕事にどの程度の

支障が生じているかが重要になります。

例えば、

  • 一人で食事を準備できるか

  • 入浴や着替えができるか

  • 金銭管理ができるか

  • 通院や服薬を一人で管理できるか

  • 他人との意思疎通ができるか

  • 家族の援助がなければ生活できないか

  • 安定して勤務を続けられるか

  • 職場で特別な配慮を受けているか

といった実際の生活状況が確認されます。

ヘルプマークを使用している方であっても、その背景にある病気や障害、生活上の困難は

一人ひとり異なります。

大切なのは、ヘルプマークを持っているかどうかではなく、実際にどのような支障が生じているかを

具体的に整理することです。

医師に症状を正しく伝えましょう

障害年金の請求では、医師が作成する診断書が重要な書類になります。

しかし、診察時間が短かったり、本人が困りごとをうまく説明できなかったりすると、

実際の日常生活よりも軽い状態として診断書に記載されることがあります。

「しんどいです」

「仕事ができません」

という説明だけでは、具体的な生活状況が医師に十分伝わらない可能性があります。

家族にどのような援助を受けているか、仕事でどのような配慮を受けているか、一人では

何ができないかなどを整理して伝えることが大切です。

まとめ

ヘルプマークと障害年金は別の制度です。

ヘルプマークを持っているからといって、必ず障害年金を受給できるわけではありません。

反対に、ヘルプマークを持っていなくても、病気やけがの状態、初診日、保険料納付状況などの

要件を満たせば、障害年金を受給できる可能性があります。

障害年金で重要なのは、マークの有無ではなく、その病気やけがによって、日常生活や仕事に

どの程度の支障が生じているかです。

「自分の状態は障害年金の対象になるのだろうか」

「働いているが申請できるのだろうか」

「診断書をどのように準備すればよいか分からない」

とお悩みの方は、秋山社会保険労務士事務所までご相談ください。